「年明けに手術するの。子宮摘出術。子宮腺筋症がどうしようもなくなってしまってね。」

 

大事な友人Hからの衝撃的な告白は、決定事項として伝えられてびっくりした。驚きと同時に無念さがこみ上げてきた。親しいだけに、そんな重要なところまで何も知らなかった。決まる前にもっと力になりたかったなあ。

 

彼女からの告白で、それまで耳なじみがなかった「子宮腺筋症」は一気に私の身近になり、女性なら誰しもなり得る病気だと知りました。あなたは知ってましたか?

子宮腺筋症ってどういうもの?

 

そもそも子宮腺筋症というのは、もともと子宮の内側に存在しているはずの子宮内膜が、子宮の壁の中(子宮筋層内)に入ってしまう病気。子宮内膜は月経で出血する性質を持つので、子宮筋層内に子宮内膜が入り込んでしまうと、子宮の壁の中でも出血が起きてしまうとのこと。

 

それによって、もともとしなやかな子宮の筋肉が硬くなってしまい、様々な症状の原因になるという。子宮腺筋症にかかりやすい年齢はだいたい35~50歳。子宮腺筋症の方の6~20%に子宮内膜症、64%に子宮筋腫も併せ持っているとのこと。

 

子宮内膜症や子宮筋腫と診断されていて、子宮腺筋症を見落としている方もいるかもしれませんね。

子宮腺筋症の原因と症状

子宮腺筋症の原因は、出産や流産、人工中絶手術などの機械的刺激で子宮内膜が子宮筋層内に入ってしまう、もしくは、子宮内膜症が、子宮の壁の中に発生してしまうのが原因とされている。

 

症状としては、生理の量が多いことと酷い生理痛。通常の生理での月経量が非常に多く、日中夜用ナプキンがすぐパンパンになって、貧血を伴ったりすることも。生理痛と合わせて、足の付け根や肛門の奥が関連痛を感じることもしばしば。

 

「わたしの生理期間はこんなもの」と、長い期間辛いながらも過ごしているあなた、もしかしたら真剣に向き合うべき病気が隠れているかもしれません。

子宮腺筋症での妊娠の可能性とリスク

 

子宮腺筋症での妊娠のリスクって?そもそも妊娠できるの?

 

結論から言うと、子宮腺筋症でも、妊娠は可能です。妊娠・出産を希望の方は、無症状~症状が軽い方で、鎮痛剤や鉄材での対応で可能である状態であれば、そのまま妊娠・出産に挑んでもらうよう。

 

妊娠希望の場合はホルモン治療ができないので、生理痛が酷い方には早期の妊娠・出産が良いので、それを目指して不妊の検査や治療に進んでいくことがオススメです。

 

しかし、妊娠のリスクはどうしても伴うという。子宮腺筋症があることで、早産や流産の可能性は高いので、妊娠中は、下腹痛や出血などの症状を注意深く見ながらとなるとのこと。

 

子宮腺筋症と不妊の関係については、実はまだよくわからないことが多く、子宮腺筋症で子宮の環境が悪化し、着床しづらくなるということは言われている。

 

とはいっても、やはり先々子供は欲しいなと思っている方は、その可能性にチャレンジしたいところでしょう。

子宮腺筋症での妊娠率

子宮腺筋症での妊娠率はどれくらいか。一概には言えないところ、妊娠率は10%と言われているよう。子宮腺筋症で子宮の状態があまりよくない環境であれば、妊孕性(にんようせい・妊娠する能力)にとって、非常に不利に働くらしい。

 

まず、受精卵が着床しにくいため、妊娠しにくく、妊娠したとしても流産しやすいという特徴は前述したとおり。さらに、女性ホルモンの刺激で病状は毎月進んでいき、治療などの手立てを打たなければ閉経まで大きく増え、症状は悪化するという。

子宮腺筋症の手術

 

子宮腺筋症での手術は大きく分けて2つ。

子宮摘出術

子宮は、妊娠してその中で胎児を育てるための非常によくできた臓器。子宮が体に対して何かをするという臓器ではないので、子宮がなくなったとしても体調に変化はないという。

 

子宮摘出術の大きなメリットは、子宮を取ってしまうと、月経がなくなり、今まで悩んでいた酷い生理痛に悩まされることはなくなる。妊娠を希望していなければ、病気の根治ができる最適な手術でしょう。

子宮核摘出術

子宮核摘出術は、子宮の病巣だけを取り除いて、子宮が妊娠・分娩ができる機能温存手術。毎月の酷い生理痛に悩まされ、耐えられないけど、やっぱり子供が欲しい、妊娠したいと思われる方に適した手術。

 

早産・流産といった妊娠後のリスクは上がるが、子宮腺筋症をもったまま妊娠するよりも妊娠する確率が高くなるので、痛みの酷い子宮腺筋症でも、やはりどうしても子供が欲しいという方に向いているであろう手術。

まとめ

 

20代のころから10数年間生理痛と戦ってきた友人Hからの子宮摘出術報告。そういえば、もしかしたらだいぶ前に「生理痛が酷い」って言っていたような気もしないでもない。

 

今に至っている自分を猛反省。子煩悩で面倒見のいい彼女なだけに、もっと早く知っていれば何か助けられたかもと、後悔しきれない。

 

今あなたは、子宮腺筋症かもしれない、もしくは、子宮腺筋症の診断を受けたばかりかもしれないですね。今からどうしようか悩みますよね。

 

今、何かできることはないか。たくさんの情報収集で、酷い生理痛にさよならして、自分が思い描く明るい未来にむかっていけるように前に進んでいきましょうね。

 

 


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