「暴飲暴食からの激痛と思ってたら、全っ然痛みが治まらなくて焦った!」

「救急で診てもらったのに、痛み止めが全然効かなくて辛かった~」

 

わたしの友人は、急に腹部に激痛が走り、卵巣嚢腫が見つかったという。

 

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、婦人科系の病気でも耳馴染みのない病名。診断を受けてこちらをご覧になっているという時点で、あなたはラッキーなのかもしれないです。

 

というのは、冒頭で紹介したわたしの友人は、そんな情報を探る間もなく救急に駆け込む激痛に襲われ、急遽入院から手術という、全く予期していない流れで卵巣嚢腫という病気にかかっていることを知った訳ですから。

卵巣嚢腫の症状~こんな場所をチェック 

 

こんな症状が一つでもあったら、卵巣に異常があるかもしれません。

  • 太ったわけではないのに、最近下腹部が出ている
  • 下腹部痛や腰痛がある
  • 下腹部を触ると、しこりのようなものがある
  • 月経の出血量が急に増えたり、月経痛がひどい
  • 最近、便秘や頻尿になった

 

自覚症状を感じるのは、嚢腫がこぶし大くらいの大きさになってからです。嚢腫が周囲の膀胱や尿管を圧迫するので、頻尿の症状が出ます。また、なんとなく膨らむ腸が圧迫されれば便秘が起こります。月経以外の腰痛、腹痛が起こることもあります。

 

また、おなかがなんとなく膨らんで不正出血あったり、水っぽいおりものが出ている、という症状が出る人もいるとのこと。加えて、ある程度以上の大きさになる前でも、嚢腫が見つかった人に聞いてみると、人によっては月経や排卵の時に「おなかがチクチクした。」「腰痛があった」という。

 

茎捻転(けいねんてん)といって、嚢腫の根元がねじれた場合は、緊急事態です!冒頭で紹介しました、わたしの友人がまさにこれでした。かなりの痛み、吐き気、出血を伴い、感染を伴えば発熱します。場合によってはショックで意識不明になってしまうこともあるようです。

 

しかし、放置しておくと血行が悪くなり、腐ってしまうので、すぐ緊急手術になってしまいます。茎捻転は一応どのサイズの嚢腫でも起こりうるのですが、やはりある程度の大きさ(5~7cm)になると起こる可能性が高くなるとので、やはり早期対応が必須です。

卵巣嚢腫と卵巣腫瘍ってどう違うの?

 

「腫瘍」と聞くと、今元気で何の症状もなく健康だと自覚している人ならば、自分には関係ない話だとお思いでしょうが、実は、卵巣腫瘍は女性なら誰でも可能性のある病気です。

 

しかも、「沈黙の臓器」と言われるくらい、何かしらあってもなかなか症状が現れない臓器なのです。卵巣は女性の健康リズムを作る大切な臓器ですから、常日頃からの観察と定期検診で早めの対応ができるようにしておくことが一番です。

卵巣腫瘍とは?卵巣腫瘍の種類

卵巣は、アーモンド粒~親指ほどの大きさの臓器で、右と左の両側に1個ずつあります。そして、卵巣は実は体の中で最も腫瘍ができやすい臓器なのです。そもそもの生命の元になる卵子を毎月細胞分裂しているのですから、当然かもしれません。

 

卵巣には様々な腫瘍ができます。その様々な腫瘍は、大きく分けて良性のことが殆どの「卵巣嚢腫」と、悪性のことが多い「充実性嚢腫」があります。卵巣の腫瘍のうち約9割が「卵巣嚢腫」で、残りの1割が「充実性嚢腫」、いわゆる「卵巣がん」です。

卵巣嚢腫の種類

卵巣嚢腫とは、その中に袋状の病気ができて、水や油やゼリー状のものなど様々なものがたまった状態です。たまるものの種類によって病気が分別されます。

皮様嚢腫(ひようせいのうしゅ)

袋の中に髪の毛や油や骨など、人と同じようなものがたまって、比較的頻度が多く珍しくない病気。卵巣腫瘍の約10%の割合を占める。

漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)

袋の中に水のようなものがたまっている状態。卵巣嚢腫で一番多い腫瘍。袋は一つのことが多いですが、複数の場合、悪性に変わる可能性がある。

偽ムチン嚢腫

漿液性嚢腫の次に多い腫瘍。腫瘍の中に粘液性の液体がたまる状態のものを言う。人間の体の中で一番大きな腫瘍になる。時には人間の頭ほどの大きさに。

チョコレート嚢腫

卵巣の中に子宮内膜症ができる状態のことをいう。内膜が固まった状態がチョコレートに似ていることからこう呼ばれる。

まとめ

 

自覚症状がほとんど無いことが多い卵巣の病気は、進行してから発見されることが多いので、早期発見のために定期検診が必須です。30代になったら、年一回は婦人科での検診をおすすめします。

 

子宮がん検診の際に、できれば超音波診断を受けると、卵巣の腫れの有無もわかるので、病気の早期発見につながります。しかし、検診などに抵抗があり、何かしらの違和感を持ちながら、なかなか受診できない女性も少なくないようですね。

 

しかし、そんなことは言ってられないです。緊急性に迫られる前に、まずは、自分の体が今どんな状態かしっかり把握して、今できることをひとつひとつ始めましょう!


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